原因不明の病気のひとつである潰瘍性大腸炎にマヌカハニーが効果的だと言われています。また消化器全体に炎症が起こると言われているクローン病にもマヌカハニーは効果的なのでしょうか。マヌカハニーと潰瘍性大腸炎の関係についてまとめます。
潰瘍性大腸炎とは
大腸粘膜に対する異常な免疫反応から、自分の大腸粘膜を攻撃する事などが原因とされている大腸粘膜の炎症の事で、ただれや潰瘍を形成します。症状は血便や粘血便、下痢や腹痛などが主な症状で、体重減少や貧血、発熱などの症状がみられる事もあります。遺伝的要素や食生活、腸内の細菌叢などの変化が複雑に絡み合っていると考えられており、原因の全てがあきらかになっているわけではありませんが、肉体的、精神的ストレスで悪化する事もあります。
クローン病とは
口腔から肛門までの消化管全体に起こりえる炎症です。最も生じやすいのは小腸と大腸がつながる回盲部と呼ばれる部分で、消化管の縦方向に沿ってできる細長い潰瘍が特徴的です。血液検査では炎症反応の上昇や貧血、低栄養状態が見られます。下痢や腹痛、発熱、全身の倦怠感や体重減少の症状がよく見られ、血便はあまりはっきりしないこともあります。消化管以外の症状としては、関節炎や結節性紅斑や壊疽性膿皮症などもあります。
潰瘍性大腸炎とマヌカハニーの関係
高い抗菌効果があると言われるマヌカハニーには、抗菌効果以外にも炎症を抑える作用や免疫力のアップなど潰瘍性大腸炎の症状を和らげる効果が期待できると言われています。しかし全てのマヌカハニーに抗菌効果があるわけではなく、マヌカ特有の抗菌有効成分であるMGOが含まれているもので、MGO値が大きいほど高い抗菌殺菌効果を持っていると言われています。潰瘍性大腸炎やピロリ菌などはMGO400+など高めのものがおすすめです。
まとめ
全ての原因が明らかになっているわけではない潰瘍性大腸炎ですが、マヌカハニーの高い抗菌作用や免疫力アップの作用が潰瘍性大腸炎の症状を和らげる効果が期待されています。しかし全てのマヌカハニーに効果が期待できるわけではなく、マヌカ特有の抗菌有効成分であるMGO値が高いものに効果が期待できると言われています。また、潰瘍性大腸炎と症状が似ていると言われているクローン病にも効果が期待できると考えられています。