アロマオイルでおなじみのティーツリーはマヌカとなにが同じなのでしょうか。なぜティーツリーとマヌカが同じものと言われる事があるのでしょうか。マヌカとティーツリーについてまとめます。
ティーツリーって何？
アロマで使用される精油の中でも、殺菌効果があると言われているティーツリーはオーストラリアの限られた湿原に生息するフトモモ科の小高木で、白い小さな花を咲かせます。体や皮膚への効能としては鎮痛作用や抗菌作用、殺菌消毒作用、抗炎症作用など様々な効能があると言われています。学名は「Melaleuca alternifolia」で、アロマの精油としてはティーツリーの葉から水蒸気蒸留法という抽出方法で抽出された精油です。苦みと甘さが混じったフレッシュでウッディな香りが特徴とされています。
マヌカはティーツリー？
マヌカとはマオリ語の名前で、英語では「Tea Tree」と呼ばれ、日本語ではギョリュウバイと呼ばれています。学名は「Leptospermum scoparium」なのでアロマで使用されているティーツリーとは別の植物です。マヌカとティーツリーはどちらもフトモモ科の植物ですが、葉も花も全く違う形をしています。マヌカはネズモドキ属、ティーツリーはメラルーカ属に属しています。マヌカが英語でティーツリーと呼ばれる事から、アロマで使用されているティーツリーと同じものであるという情報が発信されている場合がありますが、これは間違った情報です。アロマのティーツリーとマヌカハニーのマヌカは全くの別物です。
まとめ
マヌカは英語でティーツリーと呼ばれる事から、アロマのティーツリーと同じものであるという情報が発信されている事がありますが、マヌカとティーツリーは全く別の植物です。マヌカとはマオリ語の名前で英語でティーツリーですが、学名は「Leptospermum scoparium」、アロマで使用されているティーツリーの学名は「Melaleuca alternifolia」です。葉や花を比較しても全く違う形をしています。